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ライターの「英仏戦争」
高級ライターとして、よく話題になるのが、フランスのデュポンとイギリスのダンヒルのもの。
そこで、一口に、英仏戦争などといわれる。
おもしろいことに、デュポン製品の販売をしているブルーベル社とダンヒルの日本支社とは、東京・新有楽町ビルディングの2階の、隣同士にオフィスを置いて、にらみ合っている感じ。
デュポンのライターは、角張って、重たい感じなのに対して、ダンヒルは角張らず、軽い感じというように、両者はさまざまの点で対照的。
デュポンのライターには大型、小型の2種類しかない(大型の方は、偶然、日本の喫茶店などでくれるマッチとほとんど同じサイズだった)。
しかも、ライターの形は、数十年来、少しも変えていない。
ライターには「パリの貴金属細工師、デュポン」と書き込んである。
つまり、デュポンは、ライター製造業者というより、貴金属細工師の姿勢をかたくなに守っているわけだ。
フランスの自社生産以外はやらないので、品物によっては注文に追いつかず、予約しながら、長く待たされる客もいる。
金、銀、うるしに彫刻をほどこすなどして美しく仕上げた高価なものがある。
現在、普通に生産している最高級品は1個40万円だが、注文によって、さらに豪華なものをつくるので、高い方の天井はない。
一方、ダンヒルは、イギリス、フランス、スイスなどに工場を持つ。
イギリス製のダンヒルも、フランス製のダンヒルもあるわけだ。
銀座のある喫茶具店に置いてあるダンヒルのライターでは、フランス製が一番高く、1個10万8千円、次がイギリス製、もっとも安いのがスイス製(といっても、1個2万4千円)とのことだった。
ダンヒルも、高い方の天井がない。
この点では、デュポンと共通。
最近、カルチア(フランス)の、1個6万円から7万5千円のライターもデパートに並び、英仏戦争は、ますます、こんとんとなった。
これも約40年前の話ですので、今はもっと多くのブランドが流通しているのでしょうね(ニコッ)。
少しずつコンテンツ(中身)を増やしていきたいと思います。
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