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沖縄基地問題
2009年に日本では、はじめて民主党が政権を奪取し、その中のマニフェスト(公約)にもあった、
沖縄県での米軍基地問題で今現在(2010年3月)も、どのような結末を迎えるのかを
多くの人が見守っている状態です。
沖縄県内に移転するのか、それとも沖縄県外に移転するのかも含めて
政府は2010年の5月末までには、どのような方向になるのかを決定する、
と公表しています。
ただ、私個人の感覚では、実際に米軍基地の近くに住んでいる人々の意見が
どこまで政府の沖縄基地問題の移転先の方針に影響しているのだろう、と
思うことがしばしば見受けられます。
沖縄県民の本音を一部ご紹介します。
私自身が、「沖縄」にも何回か訪れ、聞いてきた「沖縄」の方の生の声の一部となります。
この生の声というのは、「観光客」向けの「沖縄は良いところですよ。素晴らしいところですよ。楽しいところや遊ぶところも一杯ですよ〜。冬でもあたたかいですよ〜。どんどん遊びに来てね〜。」という声とは異質の声です。
私の住む神戸でも「神戸大空襲」があり、10数年前では「兵庫県南部大震災」もありました。
そして、日本では「長崎」「広島」の順に「原子爆弾」が投下もされました。
しかし、「沖縄」では今現在も「戦争」関連の被害に現実的にあっている方がたくさんおられます。
もちろん、「沖縄」以外にも「日本」にはいくつかの「米軍基地」などがあり、その影響でいろいろな問題がおきていることも分かっています。
しかし、今回は次の言葉に注目して下さい。
「パラシュート投下訓練」に沖縄の人は大反対している。
これだけみれば、ヘリコプターなどからアメリカの兵隊さんがパラシュートで降りてくる訓練だから、まあ米軍基地などで「訓練」するのは仕方がないなぁ、その代わりに「沖縄」は「お金」の面でも「優遇」されているのだから・・・。
また、「日本」は「戦争を放棄」しているから、いざとなったら、「アメリカの兵隊さん」が日本を守ってくれるのだから、仕方がないなぁ。
などというとらえ方や考え方もあると思います。
まさに「十人十色」という言葉通りに様々な(さまざまな)考え方があっていいと思います。
では、「パラシュート投下訓練」の内容をもう少し詳しくご紹介致します。
パラシュート投下訓練とは、いざ戦争などがどこかの国で始まった時に、そこが砂漠などの場合を想定して、ヘリコプターや飛行機などから、「兵隊さん」「トレーラー」「トラック」「物資」などを投下する訓練です。
いずれも、パラシュートにくくりつけて投下します。
そして、パラシュートで投下するので風に流されて、実際の目標値よりもずれた所に落ちる可能性もあります。
実際に沖縄では、トレーラーが訓練場所から風に流されて、ある民家に落ちて、小学生の女の子がその下になり、死んでしまうという事件もおきたことがあります。
その時のご家族や周りの方の「思い」は想像することが出来ません。また、簡単に想像出来るようなものでもないと思っております。
上から「トラック」「トレーラー」などがパラシュートにくくりつけられた状態で落ちてくるのです。
「マンガ」の世界ならば、「すごいことするなぁ」で終わらせることが出来るのでしょうが、現実的に「あなた」の住んでいる地域でこの訓練が行われたらどうしますか?
また、沖縄側から、人があまりいない場所、無人島かそれに近いような場所でやってほしい、という申し出には、「指定されている場所は小さい島なので、風に流されて兵士が海に落ちてしまう可能性があるから」と思いもあるようです。
ある人などは、今も「占領されているようなものだ」と言っているのを私は、過去に沖縄に行った時に直に(じかに)聞いたことがあります。
次の記事は沖縄県の「沖縄タイムス」という新聞の記事となります。
「パラシュート降下訓練の沖縄タイムスの記事」
それとは別に
帰路のバスでは、私が1965年に読谷村で起こった「隆子ちゃん事件」について話をしました。空からパラシュートをつけたトレーラーが、読谷補助飛行場のターゲットを大きくはずれ、私の実家のお店へよく来ていた小学5年生の棚原隆子ちゃんを圧死させた事件です。当時高校生だった私の悲しさや悔しさ、その後、セーラー服をつけて県民大会に参加したことなどをお話しました。
という記事もあります。
この記事は
平和な沖縄を構想するピースツアー06
から引用させていただきました。
のアンダーバーの記事にクリックして読んで頂くと、詳細がおわかりだと思います。
まさに、
言葉の向こうの真実を知れ!
という思いで一杯です。
少なくとも「パラシュート降下訓練」に関しては、
今現実に米軍のヘリコプターなどが、すごく性能がよいので、かなりの低空飛行ができます。
それらのヘリコプターなどは、思わず物干し竿で落としてしまおうかと思うくらい民家の近くまで低空飛行訓練をすることがあるようです。
一家団欒の夕食時などでも、テレビのボリュームを最大にしても聞こえない、家族間の会話もヘリコプターの爆音のために聞こえない、振動が大きい、などで、せめて深夜から早朝にかけての「就寝時間」くらいは、ヘリコプターを飛ばさないでくれ、という切実な願いもあるようです。
こういう話も、兵庫県に住んでいる私では現実問題としてはわからないのですが、今でもはっきりおぼえている兵庫県南部大震災の時のヘリコプターの爆音や振動などからのイメージよりも、もっと低空飛行しているのでしょうね。
話を元に戻します。
今、政府関係で話をしている沖縄の米軍基地の移転問題なども、移転先を決定する会議の参加メンバーや家族などが実際に沖縄の米軍基地のそばに住んでいたら、もう少し沖縄の人々が納得できるような結論になるのではないかと思うのは、私だけでしょうか。
まだまだ私も知らないことだらけです。
あらたな情報があれば、読者様も、色々とご教授下さい。
これからもよろしくお願い致します。
肉まん父さん
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