タレントを使うより安上がり(企業キャラクター続々)

タレントを使うより 安上がり 企業キャラクター続々 　 兵庫国体のマスコット「はばタン」が人気を集める中、企業でもキャラクターをつくる動きが広がっている。 タレントを使うより安上がり。 イメージアップにつながる子どもの人気を集められるからだ。 企業から「第二のはばタン」が生まれるかー。 　 八月中旬、三田市内での夏祭りに、家電量販チェーン、ミドリ電化(尼崎市)のCMキャラクター「ミドリちゃん」の着ぐるみが登場した。 地域の要望を受けての登場。ワンピース姿の女の子で、タオルなど十種類以上のグッズがある。 買い物客に先着順などで配っているが、収集している大人のファンもいる。 　「ミドリちゃんの"起用"で親子連れが増えた」と梅原正幸社長。 年内にはグッズを商品化する。 「シェラとん」と名付けたブタのぬいぐるみを売り出したのは、神戸ベイシェラトンホテル&タワーズ(神戸市東灘区)。 　 　 世界展開するチェーンだが、ブタは神戸だけのキャラクター。 「外資系は敷居が高いと受け止められがち。それを和らげたかった」(広報担当者)。 　 ホテルの売店で一ヵ月平均二百個(一個千六百八十円)が売れる。 　 キャラクター戦略の先輩格は神鋼不動産(神戸市中央区)。 太陽を元にデザインした「アポラン」を十年間使っており、「社名は二度変わったが、アポランはしっかり根付いている」。 　 企業キャラクターのデザインを数多く手掛けているグラフィックデザイナーの浜田有弘さん(65)は「費用を抑えつつ、ビジネスを幅広く展開できる。 中小企業もうまく使えば顧客や事業を広げるチャンスになる」としている。 (高見雄樹) 2006年９月６日　神戸新聞朝刊11頁 「ゼロからお金を貯めよう(HOME)」に戻る 「人気blogランキング」に戻る