リストラ

リストラ策に市場は失望感 【ニューヨーク15日時事】 　米自動車大手フォード・モーターが十五日発表したリストラ強化策に失望感が広がっている。 「予想を上回る内容がなかった」(証券会社アナリスト)ことから、株価は11.8%安と急落。 業績回復が遅れれば、新たなリストラ計画の提示を迫られる恐れもある。 　 「ジャガーは売りに出さない」。 シュルツ上級副社長(国際部門社長)は発表後の電話会見でこう発言した。 同社は既に、傘下の英高級車ブランドアストンマーチンを売却する方針を表明。 知名度の高いジャガーやランドローバーの売却も取りざたされていたが、強化策には盛り込まれなかった。 　 前述の三ブランドを含む欧州高級車部門プレミアム・オートモーティブ・グループ(PAG)は販売不振で赤字が続いており、今後も経営の重荷になるのは間違いない。 このため「大きな戦略的決定が残された」(米証券アナリスト)との見方も根強い。 　 同社は強化策の中で、米市場でのシェアが、現在の16.8%(今年一〜八月)から縮小し、今後14〜15%で推移すると予想しており、過剰設備と過剰人員の問題が再浮上する可能性もある。 2006年９月17日　神戸新聞朝刊11頁特例金利２年、25.5% 「ゼロからお金を貯めよう(HOME)」に戻る 「人気blogランキング」に戻る