値上げ申請相次ぐ(タクシー値上げ申請相次ぐ)

値上げ申請相次ぐ タクシー値上げ申請相次ぐ 　 原油高に伴う燃料費増加を背景にタクシー業界で値上げの申請が相次いでいる。 北側一雄国土交通相は五日の記者会見で値上げを認める考えを示しており、来年初めにも、消費税率が５%に引き上げられた一九九七年四月以来十年ぶりに、一部地域でタクシーの上限運賃が上がる見通しだ。 　 値上げ申請で全国のトップを切ったのは、長野市などを除く長野県を営業地域とするタクシー会社。 六月中旬、一・五�`で現行六百四十円(中型車)の初乗り運賃を七百五十円とする値上げを北陸信越運輸局に申請した。 同地域では九月四日までに百十八社中、百二社(車両数87%)が申請した。同運輸局は九月中旬に審査を始める見通し。 　 大分県でも、七月初めに申請が出始め、四日までに九十一社中、七十八社(車両数78%)が申請した。 　 タクシー運賃は地域ごとに上限を決める。 最初の企業の申し出から三ヶ月間が受け付け期間となる。この間に同一地域の車両台数で70%以上が値上げを申請すれば、地元運輸局が審査に入り、問題がなければ、五カ月程度で認可する仕組みだ。 　 値上げ申請は長崎県や長野市とその周辺、東京(営業エリアは二十三区と武蔵野、三鷹市)の各地域にも広がっているが、競争激化などから、足並みがそろっておらず、これらの地域では値上げが実現するかどうかは微妙な情勢だ。 2006年９月６日　神戸新聞朝刊10頁 「ゼロからお金を貯めよう(HOME)」に戻る 「人気blogランキング」に戻る